金属製品製造業の平均賃金
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
今回、石川県の多くの製造業が関係する金属製品製造業の年代別平均年収を調べてみました。
賃金の上昇を確かめるため、
平成21年、平成22年、平成23年の平均値と
平成26年、平成27年、平成28年の平均値を比較してみました。
いずれも賃金センサスのデータをもとに処理いたしました。
縦軸は年収、横軸は年齢
赤色が平成26-28年平均、水色が平成21年ー23年平均です。
上段は従業員100人以上、下段は99人以下
左から、男女、男、女のデータとなります。
賃金は、50歳代の男性が、従業員規模にかかわらず、賃金が上昇していることがわかります。
平成21-23年は、労働者の確保が現在ほど困難ではなく、50歳代の方も役職定年で賃金が抑えられていたのですが、
労働者確保のため、賃金を抑えていないのではと思われます。
40歳代以下の男性は、ここ数年で賃金は変わっていないように見えます。
一方で女性ですが、従業員100人以上の会社で全体的に上昇しているようです。
従業員99人以下の会社ではほぼ変わらない状況で、会社の規模で女性の賃金はここ数年で変わっているようです。
規模が大きいほど女性管理職の登用が進んでいるのかもと推測しております。
ここ数年で雇用環境も大きく変わり、数字としても変化がみられております。
皆さんの会社でも過去比べて、現在はどのように変化しているのか?
一度、表にしてみるとわかりやすいと思います。