組子細工をマグネットに
石川県で理念経営を実践し、士業が組織として中小企業支援を行うことを目指す中小企業診断士西井克己です。
会社のカウンターに組子細工をマグネットとして使用してみました。
組子細工は、木と木を組み合わせて様々な模様を表現する伝統技法です。
細くひき割った木に加工をして組付けられています。
一般的には、障子や欄間などの建具に使わることが多く
規則正しく並んだ幾何学模様の何とも言えない美しさが特徴です。
近年、普段使いができる伝統技法を用いた製品が開発されています。
伝統的工芸品産業事業者が活発に活動している石川県の中でも同様に感じています。
日常の中に伝統技法が少し入るだけで心が豊かになり、それだけでもやる気が出てきます。
今回、能登の旧中島町(現七尾市)で建具の製造販売、取り付け施工を行う
中島建具センター(https://nakajimatategucenter.jimdo.com/)さんが開発された組子細工
をマグネットにアレンジしてみました。
せっかくの組子細工なので、皆さんが見えるところにかつ実用的に使ってみようと思い、
組子細工の裏に100円ショップで購入したマグネットシートを張り付け、
紙を固定するマグネットとして活用してみました。
せっかくの組子細工なので、日常的に使っていきたいと思います。
使っていくと木がどのような味を出していくのかとても楽しみです。
中島建具センターさんでは、組子細工のコースターなど
職人さんが知恵を出し合って、いろいろな日常使いの製品を開発されています。
私もいくたびにどんな製品が開発されているのか楽しみです。
技術を持った職人さんが、いろいろな分野に挑戦する。
伝統技法を守っていくためには、変えるもの以外は変えていく
そんな進取の気性が大切。
帝国データバンク史料館・産業調査部編
百年続く企業の条件(朝日新書)に
老舗の強みが記載されています。
100年続く老舗企業の内29.5%が技術の承継を強みとして答え、
9.8%が進取の気性も強みとして答えています。
進取の気性は、ある程度長く事業を続けていないとなかなか強みとして認識できないものだと思いますが、
やはり、100年以上事業を続けようとすると、守るべきところは守り、攻めるところは攻める。
この組子細工を見ながら、この攻守のバランスが必要なのだと改めて感じました。
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