資本金はいくらが妥当?
おはようございます、理念経営を実践し、士業が組織として中小企業支援を行うことを目指す中小企業診断士西井克己です。
このごろ、資本金は創業相談で資金繰りがいくらぐらいが妥当ですか?という質問を受けることが多くなりましたので、
少し、資本金の妥当性について説明したいと思います。
会社法改正前とは違い、現在では、法人を設立する際に資本金額の制限を受けることはありません。
しかし、1円とか1万円で良いかといえば決してそうではないと思われます。
それではいくらが妥当なのか?その答えは、始めようとしている事業によって異なることが結論です。
私は、資本金とは、その事業を立ち上げるために必要なお金の内、オーナー自身の自己資金として投入するお金であると思っております。
たとえば、皆様の友人が起業を考えており、
全体で立ち上げに1000万円程度要する事業であるとします。
その事業のためにいくら貯めたの?皆様が聞くと、友人は10万円であとは、銀行から借りようと思う。
という回答であったとします。
おそらく、もう少しお金をためるか、初期に1000万円もかからない事業にしたらどうかと思うのではないでしょうか?
1000万円程度要する事業であれば300-500万円程度貯めてから事業を始めるこれが一般的な感覚だと思います。
一般的な自己資本比率が30%以上が望ましいといわれており、創業の資金調達を考えれば、それも妥当であると感覚的に理解いただけると思います。
私は、起業する相談者から、資本金の額を問われた時には、立ち上げに必要なお金の30%以上と答えております。
資本金には、その創業者の起業にかける思いや覚悟も込められていると考えられます。
業界においては、最低限度の資本金がないと、実質的に商売ができない(たとえば建設業ですと、資本金500万円未満ですと
建設業の許可の観点からいささか困難が生じるなど)こともありますので、ご注意ください。
資本金は、事業の初期に要するお金の30%以上と考えれば、資本金によってその事業に必要なお金が分かるかもしれませんね。
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