KPTを使った改善セミナー(講演)
こんにちは。石川県で理念経営を実践し、士業が組織として中小企業支援を行うことを目指す中小企業診断士西井克己です。
本日は、KPTを使った改善セミナーについてお知らせします。
本日、お客様の社員教育を実施しました。
具体的には、KPTのフレームワークを用いて、会社の将来あるべき姿に向かうためには
何を行わなければならないかメンバーで考えてみました。
KPTは
Keep,Problem,Tryの略で、
目標に向かっていくためには、
何を継続し(Keep)、何が問題で(Problem)、何に挑戦(Try)しなければいけないのか?を付箋を使ってチームで考えていくやり方です。
みなさんKPTは初めてでしたが、徐々に慣れていき最終的には、アクション(活動)まで落とし込むことができました。
KPTの進め方ですが、
1 今回のKPTの目的をすり合わせる。
2 KPTのルールを説明
3 KPTの開始
3-1 Keepを黄色の付箋紙に書く
3-2 Keepの発表(書いた付箋紙を1名ずつ紙に読み上げながら貼る)
3-3 Keepのまとめ(同じような意見があるとまとめて、緑の付箋に書く)
3-4 Problem(困ったこと)を赤色の付箋紙に書く
3-5 Problemの発表(書いた付箋紙を1名ずつ紙に読み上げながら貼る)
3-6 Problemのまとめ(同じような意見があるとまとめて、緑の付箋に書く)
3-7 Tryを青色の付箋紙に書く
3-8 Tryの発表(書いた付箋紙を1名ずつ紙に読み上げながら貼る)
3-9 Tryのまとめ(同じような意見があるとまとめて、緑の付箋に書く)
4 Tryの選択
4-1Tryを選択する(実際に行ってみることを決める)
4-2 Tryを活動(誰がいつどのようにして行うか)まで落とし込む
5 KPTの発表
・発表内容 選んだTRYの説明、なぜ選んだのかの理由、選択に迷ったTRYの説明、今後の活動
となっています。
今回は、3時間とある程度、時間に余裕がありましたので、
通常のKPTに加え、
チーム毎にお互いのKPTを共有する作業を行いました。
6 KPTの共有
6-1KPTの発表を行なった方は、自分とは目的が違うチームへ席を移動し、自身のチームのKPTを説明し、質疑応答する。
6-2発表者は自身のチームに席を戻し、メンバーに質疑応答結果を報告する。
6-3不足しているKPTを加え、完成する。
お互いのKPTを共有する作業は、今回初めて行ったのですが、
今回の研修で最も価値のある作業となりました。
自部門だけでは考え付かないものが他部門と協調すると
出てくる。
情報の共有、見える化の重要性を再認識した研修でした。
使用したもの
KPTシート(A2サイズです)
右上に行けばいくほど重要度が増すように軸を設定しています。
使用した付箋と宛名ペン
KPTを用いて、やるべきこと(TRY)をあぶり出し、活動まで導き出すことも大切ですが、
別のチームのKPTを共有することは実際の効果を考えるとかなり重要だと考えております。
KPTは1回だけではあまり効果はありません。
何回も繰り返し振り返り、作成しなおす(PDCAを回す)ことで効果が得られます。
皆さんも一度KPTによりやってみることを導き出してみませんか?
当社では毎週土曜日に経営相談を行っております。
会社の経営のことはもちろん、個人的なこと(独立したいなど)も時間の許す限り対応しています。
(予約は、こちらTEL076-268-5258 mail support@g-keiei.com)
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