「元気なモノ作り中小企業300社」の公表
おはようございます。中小企業診断士F-Lightsです。
4月11日に経済産業省より「元気なモノ作り中小企業300社」の公表がありました。
現在、私の住む北陸の地においても製造業の景気は上向いており、非常に忙しくされておられる経営者の皆様も多くいらっしゃいます。
ただし、今お忙しくされておられる企業のほとんどは下請け企業の様に思います。
下請け企業の業績は元請企業の業績に非常依存いたします。
現在は、需要が多いため、稼働率も上がり、価格もある程度安定しておりますが、
ひとたび景気が冷え込み需要が少なくなるとまた、価格競争に陥り、冬の時代が到来する危険性がございます。
このたび「元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれました企業は、自社の技術を活かした商品開発を行われており、
いわゆる下請け依存を軽減、商品の差別化がなされている企業ではないでしょうか?
(下請けのみではなく、下請け+独自開発商品)
今は注文をこなすために、独自開発をすることは難しいといわれるかも知れません。
しかし、稼働率が低かったこれまでは、資金が足りずにやはり独自開発ができなかったのではないでしょうか?
二度と厳しい冬の時代を経験しないためにも、この景気のよい時に得られたキャッシュを今こそ、独自開発に注入し、下請け依存度をさげてみませんか?
製造業の経営者の皆様は会社の数字や事業計画立案に強い方は少ないかも知れません。
しかし一度、このまま下請けで景気が下がったとき、独自商品を保有したときのそれぞれのシュミレーションを行ってみてはいかがでしょうか?
頭ではなんとなくわかっていたことがかなり明確になると思います。
お一人で計画を立てるのは難しいのであれば、懇意にされている診断士もしくはお近くの商工会議所や中小企業支援センターにご相談されてみてはいかがでしょうか?
公的機関である中小企業支援センター(石川、富山、福井)は無料相談も行っております。
「元気なモノ作り中小企業300社」をみて、今後はやはり差別化が重要であると強く感じました。
記事が参考になった方、ワンクリックお願いします