母こそ不可侵時間が必要

こんにちは国家資格キャリアコンサルタント上島美和です。

新学期が始まり2カ月経ち、ようやく新しい生活に親も子も慣れてきたころですね。皆様、生活は落ち着いてきましたか?自分の時間は取れるようになりましたか?

ところで皆様、今回のタイトルにある不可侵時間ってご存じですか?これは他者に邪魔されない自分だけの時間のことです。

子育てしていると目先のやるべきことが無限にあり、子どもが起きている時間は座る時間もないくらい忙しい方もいると思います。だからこそ、まずは週に1時間でも不可侵時間を取ってみませんか?その時間はぜひ1年後5年後のやりたいこと・やるべきこと、そのために今から出来ることを考えたり、1週間を振り返ったり、読書など自己研鑽に充てて下さい。時間があればという意識では不可侵時間はなかなか生まれません。優先度を上げて時間を確保することが必要です。子どもを産むとどうしても子ども優先になりがちですが、自分への投資は親にも必要です。ぜひ意識的に不可侵時間を取ってみてください。きっと日頃の生活にもプラスの効果が生まれますよ。

上記は3年前に私が書いた迅技術経営社員ブログです。この時も意識的に時間を確保することの大切さを書いてますね。

「ザ・ラストマン」から子育てを考える

「ザ・ラストマン/川村隆著」という本をご存じですか?

若いビジネスマン向けの指南書としてよく読まれているビジネス書です。

昔から言われているビジネスマンとして成長するのに必要なことが著者の実体験を基にまとめられています。

この本を読んで、私は人材育成のベースは子育てと共通するものがあると感じました。

その上で親が日頃から意識して子どもと接したほうがよいと感じたことについて

まとめてみました。

・修羅場体験で人は「覚醒」する (p154より引用)

 ここで言う修羅場体験とは、頑張れば出来るようなチャレンジングな仕事を指しています。周りに協力してもらいながらなんとかやり切ることが出来るような仕事です。場合によっては失敗する可能性もあります。しかし若い時にこのような経験をすることで自信や自己肯定に繋がると言われています。これは社会に出る前でも経験することが可能です。親が過剰に失敗することを恐れ、子どものチャレンジの芽を摘むことは悪手です。

・人生のプロジェクト・マネジメントをする (p202より引用) 

 人生のプロジェクトの責任者は自分自身です。子どもが自分自身の人生の責任者として自分で考え、人生を歩んで行けるように育てるのが親の仕事です。

・思いやりの心もビジネスに活きるー恕 (p207より引用)

点数のつけられない能力で子どもが大きくなるにつれ大切さを忘れそうになる「思いやり」「相手を慮(おもんばか)る」などは、社会に出ても一番大切な能力だからこそ、社会に出るまで親が手本として子どもに見せていかなければなりません。

いかがでしたか?ビジネスマンの基本と言っているが人としての基本とも捉えられる話ばかりです。お父さんお母さん、一度「ザ・ラストマン」読んでみてはいかがでしょうか?

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

話すのが苦手は思い込み?

こんにちは国家資格キャリアコンサルタント上島美和です。

早速ですが苦手なことはありますか?

私は社会に出たばかりのころ、人見知りで人と話すのがものすごく苦手でした。極力人と話したくない、出来れば家で推理本読んでいたい…。

最初に配属されたのが数字と向き合う経理部で安堵したことを覚えています。

そんな私が1年も経たないうちに営業部に転属になりました。

同期たちが私の人となりを知っているからこそ、とても心配してくれたことを覚えています。

配属先は特に忙しい部署で一日中電話対応に追われました。「人と話すのが苦手です」なんてそんなことに配慮してもらえる時代ではありません。就職氷河期で採用を絞っているので社員みんなが忙しい。そんな忙しい日々が続くうちに気が付いたら電話が苦ではなくなり、電話以外でも他部署の人との話し合いなど、どんどん出来ることが増えていきました。そのうち、もっと話したり聞いたりする能力を上げたほうがいいのではと思い、自分なりに研鑽していきました。本を読んだり演劇を見たり、誰より先に電話を取ったり…。

出来るようになるためにいろいろチャレンジするのはとても面白かったです。特に演劇は話すと聞くの両方を学ぶとてもいい教材でした。話すだけではなく聞くことと両方が必要だとこのとき学びました。20代後半には話すこと聞くことが自分の強みになっていました。

この経験があるので、私は「話すのが苦手は思い込み、経験が足りないだけ」と伝えたい。苦手を言い訳にして自分の可能性を狭めるのはもったいないですよ。

迅技術経営では管理職など傾聴機会の多い方に向けた研修も行っております。

ぜひお問い合わせください。