５Sは全員参加と率先垂範で意味があります。

こんにちは。楽しくモノづくりをする人を増やす迅社会保険労務士事務所の小松巧です。今年もよろしくお願いいたします。
５S活動の基本となる掃除。全員が毎日やることが定着している所と、そうでないところでは現場の「きれいさ」が大きく違います。「全員が毎日」ということを定着させるのは大変ですが、出来ているところは共通点があります。
１つ目は時間を決めて全員がやっている。ということです。始業５分などそこにいる全員が一斉にできる時間にすることがポイントです。仕事の合間にとか、自分の仕事が終わったらということだと全員が一斉にできません。１人でも掃除をしていない人が目に入ると「自分もいいか・・・」となって、いつしかそれが全員に広がって掃除しない雰囲気になりやすくなってしまいます。
２つ目は幹部や経営者が率先垂範している。ということです。「口だけ」だと現場の人は心からやろうとは思わないですよね。たとえ自分の机の上が汚くても、現場の人が使うトイレや休憩室を幹部の人が掃除しているということもあります。率先垂範は二宮尊徳翁の時代から言われている大切な「あり方」ですね。
新年できれいになっている現場を少しでも維持できるように、できるところから始めてみましょう。