5Sに見る躾。躾は自分に対してするもの
こんにちは。迅社会保険労務士事務所の小松巧です。
5Sの5番目は「躾:しつけ」と一般的にされています。
躾というと親が子供を叱ったり、上司が部下に指導したりするイメージがあるかと思います。
辞書で引くと、社会規範に合った立ち振る舞いができるように訓練することという趣旨のことが最初に出てきます。
字を見ると身を美しくと書くので、部下や子供に働きかけるというよりは、自分自身を訓練して恥ずかしくないように美しく振舞うということだと思います。
整理、整頓、清掃、清潔のそれぞれの活動や動作を繰り返し行うことで、心が磨かれ人間的に成長する。良い品質を出せる人間になるという意味の躾ではないでしょうか。
個人的には躾よりも、「作法」の方がしっくりくる感じです。人に指導する前に自分に指を向けて実践し、背中を示すということが大事だと感じました。
自らの心を磨くという思いをもって、整理、整頓、清掃などに取り組むとこれまでと違ったものの見方ができそうです。