シルバー人材センターからの職員にも労災が適用されます

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こんにちは、迅社会保険労務士事務所の小松です。

本日はシルバー人材センターの会員が、就労している企業で労災の認定がされる事例を紹介します。

シルバー人材センターの会員は原則、シルバー人材センターとも、シルバー人材センターに仕事を発注した企業とも雇用関係はありません。そのため、シルバー人材センターの会員が仕事中に怪我をしても労災保険による給付は受けられませんでした。

しかし、働き方によっては、シルバー人材センターの会員と、仕事を発注した企業で実質的な雇用関係があると認められた場合、労災保険が適用されることがあります。厚生労働省は、このことについて、実質的な雇用関係がある場合には適切に労災保険の給付を行うよう、労働局に指導を行っています。

シルバー人材センターの会員と、センターに仕事を発注した企業との間に、実質的な雇用関係があるかというのをどの様に判断するかですが、

 ①労働時間や休日がタイムカード等を使って管理されている。

 ②仕事を発注した企業から指揮命令を受けて仕事をしている。

 ③報酬がシルバー人材センターから分配されているとしても、会員の就労時間に比例した額であること。

 ④仕事を発注した企業がシルバー人材センターの会員と面接し、その会員の採用を決めたこと。

このような状況でシルバー人材センターの会員が働いていた場合は、仕事を発注した企業の労働者とみなされ、仕事中に怪我をした場合は労災と認められるようです。

 いずれにしても、企業は、雇用関係に関係なく、仕事をさせている人の安全にしっかりと配慮しなければならないと思います。

厚生労働省が行った指導の内容についてはこちらを参照してください。12021207_fusyo.pdf