工程能力指数で、規格を楽にこなせるか確認して見ましょう

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こんにちは、迅社会保険労務士事務所の小松 巧です。

 今回は「工程能力指数」について紹介します。工程能力指数とは、ある規格値を目標に製品を製造しているとき、その規格を満足する製品を作り続ける能力のことで、「Cp」と表します。一般財団法人日本規格協会の基準によれば、

Cp=1.33~1.67 工程能力は十分

Cp=1~1.33 工程能力は、まずまず

Cp=0.67~1 工程能力は不足気味

Cp=0.67未満 工程能力が不足

ということです。その求め方は、  (規格の上限値-規格の下限値)÷6×(標準偏差)です。

標準偏差とは、各データと平均値の差の平均のことです。どうやって求めるかというと

 ①製品を何個か抜き取ってデータ(規格の対象となっている寸法等)を集めます。→a b c d e f のデータが集まりました。

 ②集めたデータ(a~f)をそれぞれ二乗します。

 ③②で出た数値をすべて合計します→A (a²+b²+c²+d²+e²+f²)

 ④集めたデータを全て合計します→B (a+b+c+d+e+f)

 ⑤Bの値を二乗し、データの数(この場合はa~fの6個)で割ります。→C (B²÷6)

 ⑥A-Cを行います。→D

 ⑦Dを(データ数-1)で割ります。(この場合は6-1の5)→E (D÷5)

 ⑧Eの値を電卓の√を押した値が、標準偏差となります。

工程能力指数は、現場で計測器と電卓があれば計算できます。ちなみに工程能力指数1とは、規格外の不良品が0.3%の確率で発生するということになります。

工程能力指数をみれば、製造機械が規格を満足する製品を作る能力があるかないか、そもそも規格自体に無理があるのか判断することの手助けになります。現場の生産効率を上げるのに役に立ててみてはいかがでしょうか。